今回からは施工順序を紹介していきます。
こちらが施工前の庭と池の状態です。
もう50年以上も前につくられたそうで
庭木がすごく大きくなってましてスキマがない状態でした。
池の中はわずかに水が溜まる程度です。理由は水漏れです。
その水漏れする原因となったのが17年前の阪神淡路大震災だそうです。
池の底のコンクリートが割れてそこから水が漏れてしまったみたいです。
庭の灯篭も倒れて一部破損していました。
今、震災というと東北の皆さんがいまだに大変な目に合っておられます。こういう仕事をしているとガレキの処理などの大変さがよくわかります。一日も早い復興を望む日々です。
さて、まず最初は庭木と石の撤去をしまして、次に新しい池の位置を掘っていきます。
こちらは撤去完了状態の写真です。
何も無くなると広さがよく分かると思います。
で、池の大体の形(今回はひょうたん形)に地面を掘り下げ、
一番底に水を循環させるためのパイプを配置していきます。
地面を掘った深さは1.5m。
昇り降りするためのハシゴが必要な深さです。
そしてパイプを埋めてゆきます。
この時、埋める土にはセメントを混ぜ込んで硬く締まった状態にします。この後、コンクリートを一面に流して池の底とします。
四角い物体はジョウゴになってまして、これが池の底の部分と同じ高さになって水がジョウゴからパイプへと流れていきます。
今回はここまで。次回は完結篇となる予定です。