完成工事写真 H邸池改修工事 完結篇

2012年3月23日

 

いよいよ今回で完成篇になりました。

池本体の工事になります。

前回のパイプ設置の後、コンクリートを一面に流しましたのちにコンクリートブロックを積み上げて池の形を作ってゆきます。

ブロックはよく塀に使われているもので、全充填型のタイプを使ってます。全充填とはブロックの空洞部分全てにモルタルを充填するもので、普通の塀などでは継ぎ手部分と鉄筋の所だけ充填します。

普通サイズは40cm×20cmですが曲線に並べますので20cm×20cmに加工して積んでます。

 

左側に写ってます四角の桝は池の水をろ過するピット槽で、水はサイフォン式に入ってきます。最初手前に入ってオバーフローが奥の槽に移り、そこから別に設置するろ過装置へと移り浄化されて池に戻るシステムです。

 

 

 

 

滝になる部分もブロックで囲い積み上げます。池から一段高い場所に作ります。

大きな石を組上げて滝にしますから、いくらかは水が石の間から漏れますので、外に水が漏れないようにする為です。ですから滝はこの囲いの中に作ります。 奥に立ってるパイプから水が送られてきます。

 

 

 

 

次に池の周りに石を配置して行きます。

石は全て元々の庭に使われていたもので作ってゆきます。あるもの合わせですので何度も石を交換して据え付けたりと試行錯誤を繰り返してました。

でもそれが意外とたのしいんですねぇ。いろいろ考えて”ここだー”っていう場所に石が収まってくれたらすごくうれしいんですよ。夢中になって仕事してました。

 

 

 

ここは橋を渡ってから奥に続く階段です。右手に水鉢があり、水道からの水がでる仕組みに作ります。

この水鉢ももちろん元あった石で昔の厠の横にあり、手洗いとして使われていたそうです。

 

 

 

 

 

このあと、ブロックを積んだ部分と石を並べた底の隙間を左官仕上げを行います。これは左官職人さんにお願いして入念に仕上げてもらいます。ここをしっかり塗っておかないと水が漏れたりします。

 

 

 

 

最後に滝の石組みをします。

今回、あまり大きな石が無く、少し数を多めにつかって組上げました。自然の山の滝のように出来上がったと思います。

 

 

 

 

 

最終仕上げは、元請さんの方で防水塗膜の塗装と機械の設置、循環テストを行ってもらって完成とまります。

いかがでしたでしょうか?

ダイジェストで紹介しましたので細かい部分が分かりづらかったと思いますが、池工事をお考えの方がいらっしゃいましたら是非ご相談ください。

 

 

 

 

 

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